消費者金融・銀行に借り換えを検討する時のポイント

お金に困っていた人が消費者金融を使うようになると最初に感じるのはその便利さ。
自分が生活で困っている時に借りることが出来るので「給料日まで待たなくてはいけない」「今月はちょっとお金がないので我慢しなくてはいけない」ということがほぼなくなります。

その反面で不便だと誰もが感じるのが利息。
毎月コツコツと返済をしているのに返済金額が減らないと思ったら返済額の多くが利息に回っていたなんてこともよくある話です。

そこでより条件のいい消費者金融や銀行に借り換えをするという方法があります。

借り換えとはなにか

借り換えとは、今借り入れしている金融業者より条件のいいところに変えること。今の消費者金融の借り入れを、より条件のいい消費者金融や銀行で行うということです。

借り換えには「条件のいい業者で借り入れをして以前の業者の返済を済ませて完全に切り替える」というものと、「複数の業者から借り入れしていたものを一本化する」といったものがあります。

それぞれの借り換えでメリット・デメリットがありますので借り換えを検討する前によく確認しておきましょう。

今の業者より条件のいい業者に切り替えるケース

はじめに「条件のいい業者で借り入れをして以前の業者の返済を済ませて完全に切り替える」場合のメリット・デメリットです。

具体的には金利18.0%で借り入れしていた消費者金融から金利14.5%の銀行カードローンに借り換える等を指します。

借り換えのメリット

メリットは金利の低いところに自分の借金を移動させるので単純に返済時の金利が少なくなります。
先程の例で言うと金利が18.0%から14.5%になると単純に3.5%も金利が下がるので、その分の利息負担が減ることになります。

デメリット

借り換えることで金利が下がるので何のデメリットもなさそうですが、実は落とし穴もあります。

今借り入れしている業者が1社として、借り換えをしようとすると新たに1社契約を増やさなくてはいけません。

借り換えを目的にして、新しい業者で借りたお金をそのまま前の業者の返済費用に当てれば問題ないのですが、手元に新しく借り入れをできる手段が広がったことで、以前の業者でも新しく契約した業者でも借り入れをしてしまい、ただ借金が膨らんでしまうだけなどということもあります。

このケースでは以前の業者は返済後に解約をするという固い意志を持つことが必要です。

複数の業者から借り入れしていたものを一本化するケース(おまとめローン)

次に複数の業者から借り入れしていたものを一本化するケース。いわゆる「おまとめローン」です。

一本化するメリット

複数の業者から借り入れしているのを一本化するような場合の多くは借金が大きな額になっていることがほとんどです。

そのため、1社ごとの借り入れは100万未満ではあるものの、合計したら100万以上になる場合には上限金利が制限され、金利が低くなります(※)。
※利息制限法という法律で決まっています。

具体例を見てみましょう。

(現在の借金)

  • A社:30万/金利18%
  • B社:30万/金利18%
  • C社:40万/金利18%

(おまとめローン後)

  • D社:100万/金利15%

消費者金融や銀行のおまとめローンを利用して返済するメリット・デメリット

イメージとしては上記のような感じで、一本化することにより金利が下がります。

また消費者金融や銀行によっては「返済のみ」というおまとめローン専用のプランがあり、そのプランにすると新たに借り入れはできないものの、金利がグッと下がることが多いです。
またおまとめローンは「顧客に一方的有利となる借り換え」とされており総量規制(年収の1/3以上の借り入れができないという決まり)の対象外とされています。

総量規制がネックておまとめローンに踏み切れないという人も返済を本気で考えているのであれば金融機関に相談してみましょう。

金銭面のメリット以外にも複数の金融機関から借り入れていると返済日がバラバラで混乱してしまうものが一つの返済日さえ覚えておけばよいなど、管理上の面でも便利です。

一本化するデメリット

いいところしかなさそうなおまとめローンですが、こちらも大きな落とし穴があります。
金利が下がっても返済額によっては多大な利子を払ってしまうことになりえるのです。

こちらも具体例を見てみましょう。

(現在の借金)

  • A社:30万/金利18% → 毎月2万円返済。完済時に利子がトータルで約41,725円
  • B社:30万/金利18% → 毎月2万円返済。完済時に利子がトータルで約41,725円
  • C社:40万/金利18% → 毎月2万円返済。完済時に利子がトータルで約77,773円

完済時の利子合計:約161,223円

(おまとめローン後)

  • D社:100万/金利15% → 毎月2万円返済。完済時の利子合計:約564,085円

消費者金融や銀行のおまとめローンを利用して返済するメリット・デメリット

金利も下がった、毎月の支払額も下がった……と油断していると利子が大きく膨らんでしまうことになります。
上記の場合ですと40万以上も余分に支払っていることになります。これはあまりにももったいないですね。

おまとめをする前に必ず「最終的にいくらの利子がかかることになるのか」を計算しておきましょう。

また本当に借金をなんとかしたいということであればおまとめ専用のローンにしたほうが安全です。
ただ一本化しただけではまた新しい金融機関で借り入れしてしまい、結局借金が減らないという事態に陥りがちです。

借り換えは銀行と消費者金融のどちらがいいのか

借り換えを検討する際に消費者金融に借り換えるべきか、銀行に借り換えするべきかを悩む人も多いと思います。
それぞれの特長についてまとめます。

銀行に借り換える場合のメリットは金利の低さ

銀行系の借り換えで一番のメリットは金利の低さです。銀行カードローン、銀行のおまとめローンの金利はともに消費者金融よりも低いです。代表的な大手消費者金融の金利が18.0%程度なのに対して、大手銀行のカードローンは14%前後に収まっていることが多く、おまとめローンだと場合によっては10%を下回る銀行も。

このように金利だけを見ると銀行に借り換えることはとても便利ですが、銀行は消費者金融と比較して審査のスピードが遅めだったり、審査が消費者金融と比較すると厳しめだったりします。

消費者金融に借り換える場合のメリットは対応の柔軟さ

消費者金融系の借り換えのメリットは審査の早さ、対応の柔軟さです。
大手消費者金融であれば審査〜借り入れは即日としているところが多く、急いでいる時にはとても頼りになります。

その一方で金利を少なくする目的の借り換えには向いていません。
借り入れなしのおまとめローンのプランであれば多少金利は下がるものの、通常の借入の場合だとほとんどの消費者金融で違いがありません。

銀行と消費者金融どちらもメリットもあればデメリットもあります。現在の自分の状況に合ったものを選ぶと良いでしょう。