消費者金融の必要性とはどんなことか

消費者金融がそもそも世の中にとって必要なのかどうかというのは賛否が別れるところでしょう。

「必要性はない」と考えている人にとって消費者金融は「借金地獄にはまる人を生み出しているだけなのではないか」「百害あって一利なしなのではないか」といったイメージが強いかと思います。

このように一般的にはイメージがあまりクリーンなものとは言えない消費者金融ですが、実は多くの人を救っている側面もあります。

消費者金融はなぜ必要なのか?

「消費者金融は使わなくていい」という主張がありますが、実際に使わなくて済むのであれば使う必要はありませんし、無理に使うようなものではないというのは事実です。

その前提の上で消費者金融が何故必要なのかというと、金銭的に困っている人、金銭的に困ったときに助けを求められる知人がいないという人にとって使い勝手が良いためです。

保証人なし・無担保で借り入れできるという手軽さが消費者金融の最大のメリット

「消費者金融は世の中に必要ない」と言っている多くの人はそもそも金銭的に特に困っていなかったり、困ったときには一時的にでも家族に頼ったり出来るような人です。
はじめから消費者金融を使う必要性を感じなければ、主観的に「消費者金融は不要」という考えになってしまうのは当然とも言えるでしょう。

ただし、そうではない「金銭的に余裕があるわけではない」「(知人・家族もいない、あるいは縁が切れてしまったなどで)いざという時に頼れる人がいない」という人にとっては何かの拍子に急なお金が必要になった際、一気に金銭的なピンチを迎えます。
特に頼れる親族・知人がいないというのは大きな問題です。

そこで出てくるのが消費者金融です。

消費者金融の多くは保証人不要、無担保で借り入れをできるところがほとんど。自分の身の回りに頼れる人がいないという人にとっては金銭的なピンチを迎えた際の救世主のような存在になります。

「消費者金融ではなく銀行カードローンでも良いのではないか」という意見(※)もあるかと思いますが、審査から借り入れまでの早さを考えると一般的には消費者金融の方に利があります。
※消費者金融と銀行カードローンの違いは「消費者金融と銀行カードローンの違いについて

消費者金融の話は暗いニュースを中心にピックアップされがちですが、消費者金融で金銭の工面をすることにより生活をなんとかしのいだという人はたくさんいます。
単純に「消費者金融のおかげで当面の生活をしのいだ」というのはニュースになりにくい、ニュース性がないので耳にしないだけですね。

このようなことを考えると消費者金融が世の中でどのような人に対して役に立っているのかが分かりやすいでしょう。

消費者金融のネガティブなイメージの元は?

多くの人を救っているという事実がありながら、それでも消費者金融にはネガティブなイメージが付いて回ります。

原因は大きく分けると2つです。
一つが「過去の負の遺産のイメージ」、もう一つが「便利になりすぎたための弊害」です。それでは順を追って説明します。

過去の負の遺産のイメージ

かつて消費者金融は「サラ金地獄」といったような言葉で例えられる通り「使うと借金から抜けられなくなる」というイメージが付いて回りました。

理由としては、現在の最大金利が20%(※10万円未満の場合)だったのに対して、かつては29.2%という金利で貸し付けをしていたということ、また当時は総量規制(年収の1/3以上の借り入れは不可)という制度もなかったため、返済ができなくなるという人が多かったことが挙げられます。

それ以外にも過去には脅迫まがいの取り立てなども行われていましたので、「消費者金融=怖い」というイメージが今でも残っているのだと思われます。

かつて消費者金融のこのような行動が社会問題となった経緯もあり、金利や取り立ての方法などが厳格に法整備され、現在はそのようなことはありません。

過去の負の遺産の話については「消費者金融のイメージの悪さについて」に詳細にまとめていますので気になる方は参考にしてみてください。

消費者金融が便利になりすぎたための弊害

法整備され、無茶な取り立てや極端に高い金利というのはなくなりました。
ただ、そんな中でも借金で首が回らなくなっている人はやはり一定数存在します。

その原因として消費者金融が便利になりすぎたという点が挙げられます。

「便利になったのに借金が重なる」という一見矛盾しているような話ですが、大いに関係があります。

昔の消費者金融は、業者の窓口に行ったり、人目をはばかって消費者金融のビルに入ったり……と借り入れすることに対して大きな後ろめたさを伴うようなものでした。
その点で借りづらかったり、消費者金融の利用に踏み切れなかったりという人も多かったです。

その反面、現代はどうかというと審査が通って利用できるようになると、その日のうちに自分の銀行口座にお金が振り込まれていたり、カードを使用している人であればコンビニや銀行のATMからまるで自分のお金かのように借り入れをすることができます。

この利便性は「借金をしているという感覚がなくなる」という現象を引き起こします。

借金をしている感覚がなく、必要な時に必要なお金を出し続けていると、気が付いた時には膨大な額の借金となってしまいます。

計画的に利用すれば明らかに便利なものなのですが、あくまで借金は借金。
利用する際には借金という意識をなくさないようにするべきと言えるでしょう。