消費者金融とはどのようなものか

消費者金融の利用者数は、個人の信用情報を管理している日本信用情報機構の統計によると1,100万人にも登るとされています。

日本人の10%近くが消費者金融を利用していることから、一般的な浸透度も高いといえるでしょう。

その一方で、消費者金融を利用していない層には、消費者金融=怖いもの・怖い人が取り立てに来るもの、といった不安なイメージがまだまだ多いのも事実。

消費者金融とは実際にどういうものなのか? きちんとした知識をつけて不安を減らし、安全にお金を借りられるようになりましょう。

 消費者金融は本当に怖いのか

「消費者金融は怖い」と思っている人に話を聞くと「消費者金融はサラ金のイメージがあって怖い」ということを言われます。実はこの認識から既に間違っています。

消費者金融とサラ金は同じもの

実は「消費者金融」という呼称が付くようになったのはつい最近のことです。

もともと消費者金融はサラリーマン向けに貸金をすることから「サラ金(サラリーマン金融)」と呼ばれていました。当時は今ほど金利の法的な制限が厳しくなかったため、今よりも高い金利で現在の金利上限が15〜20%(※10万円未満20%、100万円未満18%、100万以上15%)なのに対し、当時は29.2%といったものでした。

このような高利だったため借金の返済ができなくなってしまったり、多重債務・自己破産に陥ってしまったりする人が多く出てきて、社会問題にまで発展。「サラ金=怖い」のイメージが一般的に定着しました。

金融業界でこうしたネガティブなイメージを払拭するためにサラ金ではない呼称を使う動きが出て、「消費者金融」という言葉が使われるようになったというわけです。

「サラ金は消費者金融と同じ」というのはこうした歴史的な背景があります。

大手企業も消費者金融業を行っている

それでもまだ怖いイメージを払拭できない人もいるでしょう。
ですが最近は銀行が系列のグループとして消費者金融業を行っているということもあります。

具体例

  • レイク:新生銀行
  • オリックス銀行カードローン:オリックス銀行

銀行の系列と聞くと安心できますよね。
その他、銀行の系列ではないものの大手の有名な消費者金融として、

  • プロミス:SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(三井住友フィナンシャルグループ)
  • アコム:三菱UFJフィナンシャル・グループ</li>
  • アイフル:該当なし

などがあります。大企業のグループ会社が運営していたり、有名なTVタレントが出演するCMなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
それぞれの会社によって、限度額や審査時間などの細かいサービス内容は異なりますが、通常は法律に則った健全な運営をしています。

絶対に使ってはいけない違法なヤミ金業者

一般的な消費者金融については確実に健全な運用をされており、使うことに心配はありません。その一方で注意しなくてはいけないのが、違法な貸付を行っている闇金融。一般的に「ヤミ金」と呼ばれる業者です。ヤミ金については違法ということもあり絶対に使ってはいけません。

ヤミ金を使うことの危険性

ヤミ金を使うことの危険性について知っておきましょう。

  • 法外な金利を請求させる(10日で1割の利息で有名な「トイチ」などがその一例です)
  • 違法取り立てをする(夜間の取り立てや執拗な請求)
  • 脅迫(脅迫電話、直接的な脅し。親族への脅迫など)

一般的に「消費者金融=怖い」と思われているものの代表例がヤミ金です。

ヤミ金は連絡先が携帯電話しかない

ヤミ金自体の見分け方は実は非常に難しいです。
簡単なところで言うと次のようなものがあります。いかにも「怪しい」という分かりやすいものですね。

  • 電柱などに貼ってある「誰でも借りられる」といったような誇大広告
  • 連絡先が携帯番号しかない
  • 公式サイトに住所や登録番号が書かれていない

最近ではこうした分かりやすいものだけではなく、手口も非常に巧妙になってきているものが多いです。

ヤミ金でもスポーツ新聞などの媒体に広告を出していたりするので広告があるから安心、というわけでもないですし、悪質なものだと大手消費者金融のロゴを使って偽装する、登録貸金業者情報を偽装するなどの手法もあったりするので確実な見分け方はないというのが現状です。

ヤミ金に引っ掛からないための最低限の防御策としては次のようなものです。

  • 大手消費者金融を利用する(前述のリストを参照してください)
  • 聞いたこともない・自分が知らない消費者金融は利用しない
  • 金融庁運営の「登録貸金業者情報検索サービス」を利用して消費者金融の登録番号を検索

ヤミ金に当たらない一番安全な方法が大手消費者金融に限って利用するという方法です。

「登録貸金業者情報検索サービス」で検索する方法についてはあくまで「登録番号を偽装していないかどうか」「過去の行政処分がないか・クリーンな運用をしているか」の判断基準になり、登録されていてもヤミ金だったというケースもゼロではありません。(もっともこうした業者はいずれ登録抹消されてしまうのですが)

もしヤミ金を使ってしまったような場合はすぐに各地方自治体にある消費者センターに相談をしましょう。

消費者金融は「ヤミ金を利用しないように気を付ける」という点に注意しておけば便利なものです。正しい知識を付けて計画的に利用しましょう。