消費者金融の借り入れがあると住宅ローンの審査は通らないのか

消費者金融を利用している(またはこれから利用する)人の不安の一つとして、

「消費者金融での借り入れがあると住宅ローンの審査が通らなくなる」

というものがあります。

ネットで色々と調べてみても「昔と違って消費者金融のイメージも明るくなってきたので通る」だったり「今でも実際の審査は厳しい」だったり、見るサイトによって情報がバラバラで何を信用していいのかがわからないですよね。

そこで消費者金融の借り入れと住宅ローンの借入への影響についてまとめてみました。

住宅ローンを提供している銀行などの金融機関は何を審査しているのか

はじめに銀行のような住宅ローンを扱っている金融機関目線で考えてみることにしましょう。まず、金融機関がなぜ住宅ローンを販売するのかというところから考えてみましょう。

銀行などの金融機関はは住宅ローンを融資、大きなお金を一旦肩代わりする形になります。その肩代わりしたお金を、貸し出した人に定期的に返済してもらいます。その時にいくらかの金利を付けており、その金利が銀行側の利益分になっています。

当然のことですが、銀行が最も恐れていることは、貸し出したお金がきちんと返済をされないということ。(特に住宅ローンは)巨額のお金を肩代わりしており、プラスの利息分も取れなくなってしまったとなると銀行にとっては大きなマイナスです。

長くなってしまいましたが、将来そうした返済できない状態にならないように、銀行などの金融機関では事前の審査があります。

事前に審査をすることで「この人にはローンの返済能力があるのか?」という部分を確認するわけです。返済能力のない人に住宅ローンを販売したら自分たちが損をしてしまうことを考えると単純明快な話です。

消費者金融の借入状況によって変わる住宅ローン審査

さて、ここで少し視点を変えて考えてみましょう。
実際にあなたが銀行の住宅ローンの営業担当者になって次の三人に融資をするとしたら誰に融資をするでしょうか。

  • Aさん:年収360万、消費者金融の借入残高120万円
  • Bさん:年収360万、消費者金融の借入なし。過去に200万円借りていたが遅延なく完済
  • Cさん:年収360万、消費者金融の借入なし。

おそらく多くの人がCさん→Bさん→Aさんの順番で融資すると考えるでしょう。もしかすると消費者金融での借り入れ残高が多いAさんには融資したくないと思う人もいるかもしれませんね。

この考え方をすると消費者金融と住宅ローンの関係について一番わかり易いかと思います。

現在消費者金融に借入がある場合は非常に審査が厳しくなる

上記事例で言うとAさんのケースです。

住宅ローンの業者にとって一番のリスクは「きちんと返済されない」ということです。Aさんがどれだけの善良な人でも今抱えている借金が120万あって、年収が360万の場合、住宅ローンを貸し出しても戻ってこない確率が高そうだというのは誰もが考えることでしょう。

現在消費者金融に借入をしている場合には必ず完済してから住宅ローン審査を受けるのが原則です。借入があるままだと審査はとても厳しくなります。

遅延などの金融事故がなく完済については問題ないケースが多い

次にBさんのケースです。

過去に消費者金融から借り入れがあったものの、遅延なく(※)返済している場合は住宅ローン審査で借入のことで引っかかることはまずありません。

※遅延の定義は信用情報機関のCICでは「返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの」となります。(参考)

「過去に借り入れがあった人はお金の管理ができない人」とするところもあるようですが、近年では消費者金融の利用者も多く一般的になっているので、そうした考えの業者はかなり少数になってきています。

過去に消費者金融に借入があっても借入がない場合と同様になるケース

最後のCさんについては消費者金融の借入が一切ないのでもちろん審査には関係ありません。

ここで豆知識なのですが、過去に借り入れがあってもCさんと同じような状況になる例があります。

それは借入を完済してから5年以上経過している場合です。

消費者金融とのお金のやり取りの履歴は日本信用情報機構(JICC)やCICという個人信用情報機関に登録されるのですが、その登録期間が完済後5年以内とされています。

  • 【日本信用情報機構】会員会社から提供を受ける個人に関する信用情報:契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
  • 【CIC】クレジット情報の保有期間:契約期間中および契約終了後5年以内

5年を超えると個人情報や信用情報が削除されてしまうので住宅ローンの業者からも過去の情報が参照できない(≒借入が過去に存在しなかった)という見え方になります。

申し込みの前にまずは銀行などの金融機関に無料相談を利用してみる

ここまで原理原則の考え方をまとめましたが、実際には「借り入れがあっても住宅ローンが組めた」などのケースもあります。このような場合、周辺の環境が影響していることが多いです。

具体的に言うと、住宅ローンを扱っている銀行などの金融機関がが販売強化キャンペーンをやっていて社内のノルマが多く、審査がいつもより緩和されている
営業担当が少し緩めに審査を通そうとしている……など、外側からだと少しわかりにくい業者の社内事情で変化したりもします。

基本的には前述の原理原則に沿っていくことをおすすめしますが、もしどうしても急ぎで住宅ローンを検討したいというような場合には、むやみに申し込まず無料相談窓口などで一旦相談してみることをおすすめします。

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