消費者金融への借金返済方法の種類

消費者金融で借り入れをした後に避けて通れないのは借金の返済。「借りたお金に利子を付けて返す」という一見シンプルなものに見えます。

ところが実は返済方法に関してはいろいろなからくりがあり、その仕組みを知っているのと知っていないのでは返済額に雲泥の差が出てくることもあります。

その周辺知識についてきちんと知っておきましょう。

消費者金融の借入金の返済の方法は様々な種類がある

まず「どこでどうやってお金を返すか」という返済の仕方について解説いたします。
消費者金融での返済方法は主に下記の4つの方法が多いです。

  • ATM:コンビニ・銀行・消費者金融のATMから
  • 銀行振込:金融機関の窓口やATMから消費者金融の所定口座に振り込み
  • 口座引落:自分の銀行口座から決まった日に自動的に引き落とし
  • 店舗で直接返済:消費者金融の店舗で直接返済

ほとんどどこからでも返済可能な環境です。口座引落で給料日後などに自動的に引き落とせるようにしておくと、お金の返済のためにATMや銀行などに足を運ばなくてもいいので便利です。

返済の一番の肝となる「返済回数」

さて、ここからが返済の肝となる部分です。
返済方式によって同じお金を借りたとしても、返す額が大きく変わってきます。

はじめに「一括返済」「分割返済」について知っておきましょう。

  • 一括返済:借りたお金を1回で(一括で)返済する方法
  • 分割返済:借りたお金を何回かに分けて返済する方法

1回で借りたお金をすべて返済するか、複数回で返済するかの違いですが当然1回ですべての額を返済した方がお得です。具体例として「20万円を借り入れして1回で返済した場合と10回で返済した場合の違い」を比較してみましょう。(年利18.0%、元金定率リボルビング形式で計算。計算については割愛しますが詳しくは「消費者金融の金利の計算方法」を参照ください)

・一括返済の場合
20万2,958円(返済額20万円 + 利息2,958円)
・10回払いの場合
21万6,860円(返済額20万円 + 利息1万6,860円)
20万の借り入れで1万円以上の差がでます。

そしてこの額が50万円、100万円…と上がり、かつ返済期間が長期化していくとますます支払わなくてはいけない利息が増えてきます。

また最初の1回で全額返済するのではなく、途中までは分割で支払い、途中で残高を一気に返済するという方法もあります。

この際もやはり長期的に返済するよりもトータルで支払う利息が少なくなるので、もしボーナスなどでまとまったお金が入って一気に返済できそうなタイミングがあれば返済をしてしまいましょう。

たくさんの額を長く借りれば借りるだけ損」ということは覚えておいてください。

「元金定額リボルビング方式」「元利定額リボルビング方式」「残高スライドリボルビング方式」の違い

最後に「支払方式」についてです。

「元金定額リボルビング方式」「元利定額リボルビング方式」「残高スライドリボルビング方式」のいずれかの方法が採用されていますのでそちらを紹介します。
字面だけでも混乱してしまいそうですが中身はそれほど難しいものではないので一つ一つ確認していってみましょう。

元金定額リボルビング方式について

決まった元金を支払い、その上に利息を追加して支払うものです。
例えば20万円の借金・年利18%、10回払いであれば次のようになります。

・1ヶ月目
20万円 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 2,958円(利息)
2万円 + 2,958円 = 2万2,958円
・2ヶ月目
18万円 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 2,663円(利息)
2万円 + 2,663円 = 2万2,663円

このように元金が毎月決まった額減っていくので返済状況が分かりやすい仕組みと言えます。一方で利息分が上乗せされるので支払額は事前に確認しておいた方が分かりやすいです。

この方式と似たようなもので「元金定率リボルビング方式」というものがありますが、こちらは元金(元々の借り入れ額)の◯%を毎月返済するといったものです。

元利定額リボルビング方式について

前述の「元金定額リボルビング方式」と似ていますがこちらは「定額を支払ってその中に利息分が含まれる」というものです。
先程の20万円の借り入れをしている時の例で言うと次のようになります。

・1ヶ月目
20万円 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 2,958円(利息)
支払い:2万円(内訳・元本分:17,042円、利息:2,958円)
・2ヶ月目
18万2,958円 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 2,706円(利息)
支払い:2万円(内訳・元本分:17,294円、利息:2,706円)
こちらについては毎回定額を支払う、というものです。

毎月の支払額が明確になっているのは良いところですが、その反面、借入額の元金がどれくらい減っているのか、実情が把握しにくい側面もあります。
こちらも「元利定率リボルビング方式」というものがありますが、こちらは元金(元々の借り入れ額)の◯%を毎月返済するといったものです。

残高スライドリボルビング方式について

借り入れの残高によって毎月の最低返済額が決まるというものです。
例えば、ある消費者金融の最低返済額は次のように設定されています。

利用残高 最低返済額
1~100,000円 3,000円
100,001~200,000円 5,000円
200,001~300,000円 7,000円
300,001~400,000円 9,000円
400,001~500,000円 12,000円

「20万円を借り入れした場合」でいうと「月々最低5,000円を払えば良い」というものです。

一見とてもお得なように見えますが、ここにからくりがあります。
例えばこの最低返済額5,000円を返済した場合、そのうちの2,958円が利息にいってしまい2,042円が元本の返済に回されます。
「最低返済額が低いからお得」ということでは全然なく、むしろ返済額が少ないので消費者側は利息をより多く支払ってしまうことになります。
ちなみに20万円の借り入れで最低金額5,000円を支払っていくとどうなるかというと、元金のうちの10万円を払うだけでも3年以上かかり、利息を9万円近く支払うことになります…

「残高スライドリボルビング方式」を採用している消費者金融を使う際には必ずできるだけ多くのお金を返済するように心がけましょう。