アコムの審査は甘いのか

最近、「アコムの審査が甘い」ということをよく耳にします。インターネットで検索してみると「アコムの審査が甘い」という口コミや評判をみかけますが、果たして、アコムの審査は本当に甘いのでしょうか。

しかし、このような口コミや評判を見ても「なぜアコムの審査が甘いのか」がきちんと説明されてない場合が多いです。

加えて、アコムの公式サイトでも『審査が甘い』という一切表現はありません。

それでは、どうして「アコムの審査は甘い」と言われているのでしょうか。

ここでは、「アコムの審査が甘い」と言われている理由や実際にアコムの審査は甘いのかを見ていきましょう。

アコムは20歳以上で安定した収入があれば申し込みできる

まず、アコムカードローンの申し込み条件をみていきましょう。
アコムでは公式ホームページに記載があるように、

20歳~69歳までの安定した収入のある方が対象です。

アコムでは、上記の条件を満たしていればアルバイトやパート、主婦や学生も申し込みが可能です。
一方、無職の方や専業主婦の方、年金のみで生活している方は安定した収入がないとみなされ、申し込みできません。

これは他社の大手消費者金融となんらかわりありません。
ただし、上記の条件をみたしていても、後から解説する審査基準を満たしてない方は、審査に落ちてしまいます。
それでは、「アコムの審査が甘い」される理由はどのようなものなのでしょうか。

「審査が甘い」と言われている理由は審査通過率が高いため

「アコムの審査が甘い」と言われている理由の1つには、大手消費者金融の中で最も審査通過率(申込者が審査に通過する割合)が高いことが考えられます。アコムの審査に通過した人のデータを見ると45~50%の間で推移していますが、これは他の大手消費者金融と比べると最も高い数値です。
逆に言い方をすれば審査通過率の最も高い大手消費者金融のアコムでも申込者の半数は、審査に落ちているということになります。

アコムの審査通過率が高い理由は2つある

アコムの審査通過率が高い理由として下記の2つが推測されます。

  • 初めて消費者金融を利用する方の割合が多い
  • アコムに申し込む人は少額融資を希望する人が多い

それでは各項目をみていきましょう

初めて消費者金融を利用する方の割合が多い

アコムは大手消費者金融業者で利用者数も一番多く、現在では三菱東京UFJ銀行も所属している三菱UFJフィナンシャルグループの一員です。このことから、安心感と信用力があります。
また、有名タレントを使って「初・め・て・の・アコム~♪」というキャッチコピーで有名なテレビCMを放映しているので知名度もあります。くわえて、アコムでは初回契約者限定で「30日間金利0円サービス」という無利息期間を実施しています。(30日間金利0円サービスを利用するには初回契約で35日ごとの返済を選択する必要があります。「アコムカードローンの金利0円サービスの上手な利用法」で詳しく解説していますのでぜひご覧ください)

それゆえに、初めて消費者金融を利用する方の割合が高いといえるます。そのため、審査通過率が高くなる傾向があるわけです。決っして審査が甘いということでありません。

アコムに申し込む人は少額融資を希望する人が多い

高額の融資を検討している方は、消費者金融と比べて金利の低い銀行系のカードローンを利用する傾向があります。
アコムは、テレビCMや公式ホームページでも記載されている通り審査時間「最短30分」を売りにしています。また実際の申し込みから融資を受けるまでの時間は最短でおよそ1時間です。

また、借り入れの手段も契約時にローンカードを発行すれば、アコムATMの他にコンビニや金融機関提携ATMでいつでも借り入れ・返済が可能です。
この借り入れまでの時間の早さと手軽さから、50万円以下の少額での融資を申し込む方が多いです。

アコムは総量規制対象のカードローンである

アコムを含む消費者金融では貸金業法の総量規制により、「申込者の年収の3分の1を超える貸付けが禁止」されています(銀行は銀行法が適用されるので総量規制の対象外です)。
つまり、50万円以下の少額融資であれば総量規制の範囲内での貸付になる場合が多いため(他社での借り入れがない場合、利用限度額50万円を希望する場合には、年収が150万円以上)、少額融資を希望することにより総量規制を超える利用限度額を希望することは少ないと考えられるため、アコムの審査に通過する可能性も高くなるのです。

アコムの審査基準は緩くはない

アコムの審査通過率が他の大手消費者金融よりも高いとはいえ、「アコムの審査が緩い」ということは決してありません。実際にアコムの審査に落ちてしまう場合や審査に通過したとしても少額融資になってしまう場合があります。まず、アコムの審査基準や審査に落ちてしまう原因をみていきましょう。

アコムの審査に落ちてしまう原因

アコムの審査に落ちてしまう主な原因は下記の通りです。

  • 安定した収入がない
  • 金融事故を起こしている
  • 過去に借入金を肩代わりしてもらったことがある
  • 現在の借入金や借入件数が多い
  • 在籍確認に問題がある
  • 特定の職業に属している
  • 虚偽の申請や記入ミス・記入漏れある

それでは各原因を詳しくみていきましょう。

安定した収入がない

申し込み資格にも記載しているとおり、安定した収入がないと審査に通ることはありません。毎月収入があるかどうかが安定した収入の基準となります。アコムではこの審査基準を最も重要視しています。

毎月収入があれば固定給や歩合給などの収入形態はやパートやアルバイトなどの雇用形態は問いません。収入が3か月に一度や6か月に一度など毎月収入ない場合には安定した収入があるとはみなされません。
また、国や地方公共団体から受け取っている年金や生活保護費は収入にはみなされませんので注意が必要です。年金生活者の場合には年金以外に収入があればアコムの申し込み条件を満たすことになります。

金融事故を起こしたことがある

お金を借りる際にはアコムに限らず、すべてのキャッシングやローンの審査で信用情報をチェックされます。
信用情報とは信用情報機関で管理されている個人のローンやクレジットカードの利用記録のことです。
アコムへ申し込みした際には、アコムは自社が加盟している信用情報機関を通じて信用情報をチェックします。そして、利用状況に事故情報がないかを確認します。
アコムでの延滞や滞納については、「アコムで遅滞・滞納してしまったときの対応方法」で詳しく解説しております。

事故情報とは、金融機関等におけるネガティブ情報で、一般的には「ブラックリスト」と言われています。
長期延滞や債務整理、強制解約、代位弁済、協会停止などの問題が起こった際には事故情報として記録されます。この金融事故情報は一度記録されると最長1年~10年間は消えることはありません。この金融事故を過去に起こして記録が残っていると審査には通りません。

借入金を肩代わりしてもらったことがある

アコムを利用して返済を滞納してしまい、親や家族など本人以外の第三者に返済してもらった場合が該当します。アコム社内にも延滞記録が残っています。その遅滞記録が原因でアコム審査に落ちる可能性があります。

現在の借入金が多い

信用情報には、現在の他社借入状況も記録されています。アコムでのキャッシング審査の際には当然チェックされています。つまり多くの借り入れがある場合には審査に通らない可能性が高くなります。

また、カードローン会社やクレジット会社といった貸金業者から、年収の3分の1を超える金額を借り入れている場合がこれに該当します。
「貸金業者は個人の年収の3分の1超を貸し付けてはいけない」と貸金業法で定められており、この規制を総量規制といいます。
アコムの総量規制については、「アコムカードローンは総量規制の対象」で詳しく解説しています。

在籍確認に問題がある

在籍確認とは、申込時に入力された勤務先が正しいかをアコムの担当者が申込者の勤務先に電話をして確認をすることです。
審査の中で必ず行われます。在籍確認は、アコムの担当者が勤務先に電話をかけ、申込者が在籍しているかを確認します。
その結果、勤務先が存在しない、実際に勤めていない、病気や育児休暇などの休職状態であることがわかると審査に落ちてしまいます。

特定の職業に属していている

過去の詐欺や名義貸しなどを行っていた会社や暴力団などの反社会勢力などの職業に属していると審査に落ちてしまうことが多いです。

虚偽の申請や申込時の記入ミス・記入漏れある

勤務先や年収などの虚偽記載が発覚したときは審査に落ちてしまう場合は多いです。
虚偽記載ではなくても申込時の記載ミスや記載漏れでも審査に落ちてしまうこともあります。

アコムの審査の通過しても少額融資になってしまうこともある

アコムのキャッシング審査に通過したとしても、希望する金額を必ず借りられる訳ではありません。アコム利用者の利用限度額は審査によって決まりますが、少額の利用限度額(利用限度額10万円)に設定されてしまう場合もあります。
利用限度額が10万円以下になってしまう場合は、下記のような場合です。

  • 65歳以上の高齢者
  • 年収60万円未満
  • 勤続年数が0か月である

どうして、利用限度額が10万円以下になってしまうのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

65歳以上の高齢者の場合

アコムの申し込み条件には「69歳まで可能」と記載されていますが、65歳以上の高齢者となると収入は落ちてしまいます。そのため、利用限度額は10万円以下に設定されてしまう可能性が高いのです。ただ、他社のカードローン会社からの借り入れもなく、年収が90万円以上あれば、利用限度額は10万円以上に設定されるケースもあります。

年収60万円未満の場合

年収が60万円未満の場合にはアコムから申込者の返済能力に問題があるかとみなされてしまいます。そのため、利用限度額は10万円以下の少額融資になる場合が多いです。

勤続年数が0か月の場合

勤続年数が極端に短いと、返済能力に疑問を持たれて利用限度額は10万円以下の少額融資となります。目安としては現在の勤務先で働き始めてから3か月、理想としては6か月以上が経ってからアコムに申し込むことで、利用限度額は10万円以上に設定される可能性が高いでしょう。
上記のことから、アコムの審査が決して緩いわけでも甘いわけでもないことが、おわかりいただけたと思います。

融資の可否を判断できる3秒診断を利用できる

アコムにはインターネット限定の診断サービスととして「3秒診断」というインターネット上で借り入れ可能かどうかを診断してくれるサービスもあります。
この3秒診断サービスは申し込みまたは審査の前に、借り入れ可能かどうかを診断してくれる非常に便利なサービスです。
アコムのホームページには「3秒診断」というネット限定で仮審査ができるサービスがあります。このサービスは必要な事項を入力するだけで、アコムからの融資が可能かどうの目安判断してくれるものです。
3秒診断では、住所、氏名といった個人を特定するものを入力することがありません。
3秒診断に入力する情報は下記の4つとなります。

  • 年齢
  • 性別・独身既婚
  • 他社の借り入れ件数
  • 他社の合計金額

上記に記載されている「他社の借り入れ状況」と「他社の合計金額」とは貸金業者からの借り入れのことです。ですから、他社消費者金融業者やクレジット会社からの借り入れ件数と合計金額を入力すればいいわけです。

3秒診断のページで必要事項を入力し、診断開始のボタンを押すとすぐに診断結果がわかります。

診断結果は、下記の2通りが表示されます。

「融資可能と思われます。」
「お客さまの入力情報では、お借入可能か判断できませんでした。」

ただし、3秒診断で「ご融資可能と思われます」と表示がなされても審査に落ちることはありますので注意しましょう。3秒診断はあくまでも融資可能かどうかを判断してくれる1つの目安と考えておくとよいでしょう。

アコムACマスターカードの審査も甘いわけではない

アコムはカードローンの他にも、アコムACマスターカードというクレジットカードを発行しています。こちらもよく「アコムACマスターカードの審査は甘い」といった口コミや評判を見ると思いますが、決って審査が甘いというわけではありません。

ACマスターカードとカードローンの審査基準が同じ

アコムACマスターカードの審査が甘いと言われるようになった背景には、アコムのカードローンと同様の基準を採用しているからだと考えられます。この審査基準は他のクレジットカードとは異なる審査基準です。たとえば、通常のクレジットカードの審査の場合は、クレジットカードのし種類にもよりますが、アルバイトやパートなどの非正規社員の場合は審査に通らないカードもあります。しかし、アコムのACマスターカードはアルバイトやパートでも申し込み資格があるために「親和が甘い」と思われてしまっているのでしょう。

ACマスターカードの申し込み条件はアコムカードローンと同様

ACマスターカードの申し込み条件はアコムのカードローンと全く同様です。

年齢が20歳以上69歳以下で安定した収入があり返済能力があること

が申し込み条件となります。
そのため、パートやアルバイトでも申し込みができ、さらにむじんくん(自動契約機)で最短即日でのカード発行も可能です。

このことから、「ACマスターカード」は他のクレジットカードよりも手軽に手に入れやすいといった点が「アコムACマスターカードは審査が甘い」と言われるようになったのではないかと思われます。

しかし、アコムACマスターカードがアコムカードローンと同様の審査基準であるため、審査は特別に審査が甘いというわけではありません。前の述べたように「審査に落ちてしまう項目」に該当した項目が1つでもあれば、審査に落ちてしまいます。
つまり、アコムACマスターカードはクレジットカードとしては独自の審査をしているものの、クレジットカード発行の審査自体は甘いわけでもゆるいわけでもありません。

キャッシングの利用を検討している方の中には、消費者金融からのキャッシングには抵抗があるけれど、クレジットカードのキャッシングであれば問題ないと考えている方も多くいると思います。

もし、アコムのカードローンの申し込みに抵抗があるのでしたら、まずは申し込み手続きが同様であるアコムACマスターカードを申し込んでみてはいかがでしょうか。