デリケートゾーンのかぶれ、原因と対策

意外と多い女性の悩みにデリケートゾーンのかぶれとかゆみがあります。

仕事中や勉強中にムズムズしてくると、集中力が低下してしまいイライラするもの。

仲の良い友達にも相談できるようなことじゃないし、病院に行くほど深刻なことなのかもわからない…。

そんなデリケートゾーンのかぶれについて原因と対策を知っておきましょう。

デリケートゾーンがかぶれる原因

そもそも「かぶれ」というのは皮膚炎のことを指しており、いろいろな状況が重なった時になにかを原因として皮膚が炎症してしまう現象のことを言います。(その中でも接触性皮膚炎と呼ばれるケースが多いです)

デリケートゾーンがかぶれる原因としては、ムレなどによる不衛生さや体調の変化などが挙げられます。

デリケートゾーンのムレ

高温多湿な環境というのは雑菌の温床となる最適な部分です。
デリケートゾーンは密閉されている部分なので高温になりがちですし、汗腺も存在しているため湿度が上がる条件もそろっています。

特に通気性の悪い下着を着用している場合や、きつめのズボンを履いている際には蒸れやすい部分だと言えるでしょう。

蒸れているデリケートゾーンにおりものや尿、恥垢が放置されていると雑菌が繁殖しやすく、かぶれの原因となるわけです。

ストレスなどの心身疲労によるもの

いままでと同じ生活をしていたのに、ある日急にかぶれるということもあります。

ストレスなどで心身が疲労すると女性ホルモンのバランスが乱れ、体の免疫力や抵抗力が落ちるもの。
普段は自分の体の抵抗力によって働いていたバリア機能が、疲れていることが原因で効きづらくなっていることもありえます。

そうなるといままでと同じ生活をしていても、外陰部の蒸れや雑菌の刺激に負けてかぶれてしまうということに繋がってくるのです。
免疫力の低下はばい菌が増える原因ともなるので、膀胱炎などのかゆみにも繋がってきます。

細菌性膣炎や感染症によるかぶれ

もし、かぶれてかゆいというだけでなく、おりものの状態や量、においがいつもと違う場合には身体がSOSを発している可能性が高いです。

カッテージ状のおりものが出る場合には腟カンジダ症を疑う必要がありますし、生臭く黄緑色のおりものならトリコモナス膣炎といったように細菌性膣炎や性感染による炎症(感染性外陰炎)も考慮に入れておくようにしましょう。
他にも白癬菌と呼ばれるデリケートゾーンの水虫菌に感染することでもかぶれの原因になります。

詳細:黄色や茶色のおりものは異常? おりものの色から見る症状の違い

デリケートゾーンのかぶれ、かゆみ対策

デリケートゾーンのかぶれは普段から清潔にしておくことで対策可能です。

清潔にするといっても、やりすぎないように注意しましょう。
なんとなく雑菌が付いていそうな気がするのでゴシゴシと洗いたくなりますが、これは皮膚にとっては逆効果です。

正しいケア方法としては、お湯で優しく洗い流す、デリケートゾーン専用のボディソープを使うなどです。

他にも外用薬を使う、皮膚に触れる素材を変えるといった対処法もあります。

外用薬での治療

すでにデリケートゾーンがかぶれている場合、初期症状であればドラッグストアで販売されているのデリケートゾーン用のかゆみ止めクリーム(フェミニーナ軟膏などの市販薬)でケアできます。

かぶれている部分をひっかいてしまうと皮膚が傷つき症状が悪化しますので、早めにこうした薬で対処していくのがおすすめです。

カンジダ菌が増殖することによって発症するカンジダ症にはカンジダ膣炎用の治療薬を利用する必要があります。
(再発の場合にはフェミニーナ腟カンジダ錠など市販の薬もあります)

ただし、性交渉による性感染症の場合にはドラッグストアで購入できるカンジダ治療薬などでは対処できませんし、症状をしっかり把握しておく必要がありますので、皮膚科や婦人科の検診が必要です。

石けんでゴシゴシ洗うのはNG

かぶれてしまっている部分を見ると、石鹸をつけてゴシゴシ洗うことで汚れがおち、雑菌が死滅してくれるような気がしますが、デリケートゾーンは強くこすって洗う方法はNGです。

摩擦によって皮膚を傷つけることにもなりますし、デリケートゾーンの肌はもともと弱酸性なので通常の石鹸だと少しアルカリ性がきつく、デリケートゾーンの善玉菌を死滅させて悪玉菌を増殖させることに繋がるため、さらなるかゆみの原因ともなりかねません。

また、肌が傷つくことで黒ずみの原因にもなります。

お湯で優しく洗う、外出先ならこまめにウェットシートで拭くなどを心掛け、洗った後は濡れたままにしておかないことが重要です。
通販などでデリケートゾーン専用ソープも販売されていますので参考にしてみましょう。

生理が軽くてもおりものシートはこまめに替える

清潔にするという観点から、生理用ナプキンやおりものシートをこまめに替える必要があるのですが、中には「量がとても少ないので頻繁に替えるのがもったいない」という方もいます。

仮にどれだけ量が少なかったとしても吸収できなかった経血やおりものがデリケートゾーンを刺激する可能性は残っていますので、やはりこまめに替えておくのが正解です。

特に夏場などの蒸れやすい時期には通気性の良い下着を選ぶなどして蒸れない環境を作りつつもこまめな交換を心掛けるようにすることで、デリケートゾーンが湿っている時間を短くさせるようにしましょう。

また、かぶれの原因にナプキンやおりものシートそのものの素材や化学成分が影響している場合もあり、刺激性の少ない布ナプキンに変更するだけで軽減されるということもあるので乾燥肌や敏感肌の人にはそちらを使用してみることをおすすめします。