消費者金融で借り入れがあると車のローンは組めないのか

新しく車を購入するために自動車ローンを組む際に気になるのが自分の手元にある消費者金融との契約や借入です。

消費者金融の返済が残っているまま、自動車ローンの審査に申し込んだら落ちるのではないか」あるいは「車のローンの審査に落ちたら家族に借金があることがバレてしまうのではないか

こうした不安を持っているためになかなか自動車ローンの申し込みや審査に踏み込むことができないという方も多いかと思います。

不安解消のために消費者金融からの借り入れと自動車ローンの関係についてわかりやすくまとめます。

「消費者金融で借りたことがある」というのは車のローンの審査ではマイナスにならない

意外にも気にする人が多いのが「消費者金融で借りたことがあるというのは自動車ローンの審査の段階で不利になるのではないか」というものです。

結論から言ってしまうと、消費者金融で借り入れをしたことがある程度では自動車ローンの審査では全くマイナスになりません。

今や日本国内では消費者金融の登録者が1800万人、現在進行形で利用している人は1000万人を超え、おおよそ国民の15%程度にあたる割合の人が消費者金融を利用しています。

もしも、消費者金融を利用しているだけで、車のローンの審査が通らなくなってしまったら国民の15%もの人が自動車ローンを利用できない計算になってしまいます。
この数字から見ても「消費者金融で借り入れがあると車のローンは組めない」というのは現実的ではないということが分かると思います。ただし、消費者金融での借り入れ件数が多い場合や、返済を滞納している場合に、車のローンの審査を受けると、審査に落ちてしまう場場合はあります。

現在の消費者金融の借金はできるだけ完済してからローンの審査に申し込む

では、消費者金融での借り入れが、自動車ローンの審査にどのように結びついていくのかというと「現在消費者金融でどれくらい借りているのか」または、「消費者金融での返済に滞りがないか」という部分がポイントになってきます。

一旦、ローンを提供する銀行などの金融機関側の立場から考えてみるとわかりやすいので、考えてみましょう。
自動車ローンを組んでくれる信販会社や銀行は車を購入するお金を建て替え、利息をつけて返済してもらうことで儲けることができます。
こうした銀行などの金融機関がもっとも恐れているのはお金を立て替えたまま、返済がされないということ(=貸し倒れ)です。

この貸し倒れが起こらないように、きちんと利用者に返済能力があるのかを判断するのが審査です。
すべての金融機関では自動車ローンの審査基準は公開されていないものの、融資する側の立場で考えてみると「どんな人にはローンを提供してもいいか」「どんな人にはローンを提供したくないか」は理解しやすいと思います。
実例で考えてみましょう。

  • 年収400万円で過去に消費者金融の利用があるものの計画性を持って遅延無しで返済したAさん。
  • 年収400万円で現在消費者金融に10万の借金があるBさん。計画的に返済中で遅延なし。
  • 年収400万円で現在消費者金融に130万の借金があるCさん。計画的に返済中で遅延なし。
  • 年収400万円で現在消費者金融に50万の借金があるDさん。遅延滞納が度々ある。

それでは、判断基準となるのでしょうか。下記にまとめました。

  • Aさんにおいては過去に借り入れの経験があるものの現在は借金なしなので問題なさそうです。
  • Bさんにおいても年収400万円で10万円の借金、かつ返済もきちんと行っているので問題はなさそうです。
  • Cさんは年収に対して借金が上限ギリギリなので返済は行っているものの、この状態でローンを組んで返済できるのかが怪しそうです。
    (消費者金融からの借り入れは総量規制の対象となり年収の1/3までと決まっています。400万円の場合133万程度)
  • Dさんは返済をきちんと行わない傾向があり、お金を貸しても返さない可能性が高そうです。

ローンを提供する側(融資する銀行柄の)の立場で考えていくと「借金はない方がいい」「借金があったとしてもなるべく少額の方が好ましい」というのが理解できるでしょう。
もし、今のあなたがBさんやCさんのように今まで遅延していなかったものの、手元に借金があるというような場合、自動車ローンの審査を確実に通過する方法は、手元の借金をすべて返済してから自動車ローンに申し込むことです。

もっと手堅く審査を通しやすくするのであれば、完済後に消費者金融との契約も解約して、「もう消費者金融を利用する予定はない」という意思を示してしまうのがいいでしょう。

信用情報に事故情報の記録がある場合には車のローンが通りにくい

もっとも車のローンが審査が通りにくいのは前述の事例でいうDさんのような「借りたものの返済していない」「返済に遅れる」「返済期限を守らない」というような申込者の信用情報に事故情報があるケースです。

消費者金融でのこうした遅延の情報についてはJICCやCICのような個人信用情報機関に事故情報(異動情報)として記録されており、ローン審査の際に情報照会され必ず確認されます。
消費者金融でなく銀行カードローンの場合はKSCという情報機関に記録があり、こちらも同じく審査の際に照会されます。
ここで「過去に遅延があった」等の情報が記録されていた場合、「返済能力が低い人」とみなされ審査は大きく不利になります。

金融事故情報の記録には期間がある

こうした信用情報に記載された金融事故情報は永遠に記録され続けるわけではありません。

  • 消費者金融企業が中心に加盟しているCICやJICCなどは解約から5年間
  • 銀行が加盟しているKSCは解約から10年間

この期間を過ぎれば、個人情報信用機関より利用者の信用情報内の事故情報は消えます。
もし事故情報を消してから、車のローンの審査するという流れを検討している場合には、借り入れをしっかりと全額返済、消費者金融との契約を解約し、所定の期間を待ちましょう。
ただ、金融事故情報の履歴が消えるまで、5年~10年程度の長期に及んでしまいますますが、解約後に一旦後に自動車ローンの審査を受けてみるといいでしょう。

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