消費者金融とヤミ金(闇金融)の違い

消費者金融=怖い」と思っている人は一般的にまだまだ多いです。
例えば「支払いが遅れると夜中に怖い人が取り立てに来る」「会社に取り立ての電話がかかってくる」「法外な利子を請求される」などが代表的なイメージでしょう。

ただ、こうした怖い目にあう可能性があるのは「闇金融(ヤミ金)」と呼ばれる違法業者で、通常の消費者金融であれば、お金を借りてもこのような事態に遭遇することはまずありません。

危険な目にあわないために消費者金融とヤミ金(闇金融)の違いについてしっかりと区別できるようにしておきましょう。

消費者金融と闇金融(ヤミ金)の大きな違い

はじめに消費者金融と闇金融の違いについて簡単にまとめます。

消費者金融とは法律に則った形でお金を貸してくれる業者

消費者金融とは利息や取り立ての方法などを含め、貸金業法などの法律に則った形でお金を貸してくれる業者で、内閣総理大臣または各都道府県知事の許可を得た貸金業者をいいます。
消費者金融は銀行などの金融機関に比べて、保証人や担保も不要で手軽にお金を借りることが可能です。
また、申し込みから審査までのスピードが銀行カードローンよりも早く、借入の審査基準が銀行ほど厳しくありません。
消費者金融が融資する対象は、一般消費者であり、基本的には10万円からどんなの多くても500万円の小口融資が中心です
なお、事業資金が目的の業者(個人事業主・中小企業)は、消費者金融でお金を借りることはできません。(使用用途が生活費の場合は利用可能)

消費者金融とサラ金・街金・ヤミ金の違い

現在は「消費者金融」と呼ばれることがほとんどですが、昔は「サラ金(サラリーマン金融の略称)」「街金」などとも呼ばれていました。
つまり、「サラ金」「街金」も消費者金融と同義として考えて問題ありません。
ここで、「消費者金融」、「サラ金」、「街金」、「ヤミ金」の違いを下記にまとめてみました。

  • 消費者金融:貸金業法や利息制限法などの法律に則ってお金を貸している業者
  • サラ金:過去につかわれていた消費者金融を指す言葉
  • 街金:中小の消費者金融業者
  • ヤミ金:貸金業法や利息制限法などの法律を無視してお金を貸す業者

消費者金融は利息制限法や貸金業法などの法律によって取り立てや上限金利(利息)が厳格に規制されています。取り立てについては、次のような法律の制限があります。

  • 正当な理由なしに午後9時〜午前8時までの間に電話・FAX・訪問をしてはいけない
  • 債務者(借金している人)が連絡をする時間帯を申し出た場合、それ以外の時間帯に連絡をしてはいけない
  • 金利は法律の範囲内で定まったものに抑えなくてはいけない

上記は代表的なものですが、他にも第三者に借り入れしていることを開示してはいけないなどさまざまな制約があります。
法律によりルールが厳格化されているため、消費者金融からお金を借りる際には、特に脅迫めいた取り立てもないため怖がる必要がないというのが分かるでしょう。
たとえ、消費者金融からお金を借りて、返済の支払いを延滞してしまったとしても、正当な理由なしに午後9時〜午前8時(夜間の取りたて)の時間帯での催促の電話などはないといってもいいでしょう。

闇金融(ヤミ金)とは違法な金融業者ことである

消費者金融が法律に則った運営をするのに対して、貸金業の登録もなく法律を無視した形で融資をするのが闇金融(ヤミ金)です。法律を無視して融資をするので、下記のようななんでもありの行為をします。

  • 夜中に取り立ての催促をしに来る
  • 何度も催促の電話がかかってくる
  • 会社や家族の元にも借金取り立てに来る
  • 金利が法外な金利(10日で1割といった「トイチ」など)を要求してくる

法外な業者なので一度引っ掛かってしまうと厄介なことになります。

闇金融かどうかを見分ける方法

一般的な消費者金融と異なり、闇金融とは絶対に契約してはいけないことは理解できたかと思います。
その上で気になるのが「どうしたら闇金融とそうではない普通の消費者金融を見分けられるのか」ということです。

消費者金融とヤミ金の簡単な見分け方は、財務局正式に貸金業としての登録をしていないため登録番号が虚偽の番号などの場合です。
金融庁の公式ホームページで、貸金業に登録されている業者一覧をみることができますので、もし消費者金融かヤミ金かの判断に迷った場合には利用してみるといいでしょう。
参考:金融庁:日本全国にある貸金業者登録一覧のページ
それでは、上記以外にヤミ金ではないかと疑ったほうがいいといったポイントを解説します。

「ブラックでも借入できる」など美味しすぎる借り入れ条件である

まず一番最初に疑ってかかったほうがいいのは借り入れの条件がとにかく審査が甘いという場合です。
例えば「他で借りられない人でも可」「ブラックOK」などが代表的な文句です。
貸付をする人は返済時の利子によって儲けを得るので「他で借りられない人(≒返済能力の低い人)」に貸すということは何らかの取り立てる方法を持っているということ。つまり、法外な金利で長期的にまとわりついたり、脅迫まがいのことをして金策をさせるということです。どう考えても美味しすぎる条件を持ちかけられた場合には闇金融を疑ってもいいでしょう。

名前を聞いたことがない業者

「名前を聞いたことがないような業者」も同じように疑ってかかっても良いです。
もちろん名前を知らないような業者の中にもきちんと法律を守った中小消費者金融もあるのですが、見分ける能力がない場合には利用しない方が無難でしょう。「スポーツ新聞などの広告に出ていたから大丈夫」と考える人もいますが、実はこうした広告の中にも闇金融が潜んでいたという例もあるので注意が必要です。

街頭の張り紙や連絡先が携帯番号である

街頭の電信柱や、建物の壁などに貼ってあるチラシなども危険なことが多いです。
前述の通り「他で借りられない人でも可」「ブラックOK」などの甘い条件が記載してあったら怪しいのはもちろんのこと、連絡先が個人の携帯電話番号などになっている場合にはほぼ確実に怪しいと考えていいでしょう。いわゆる、「090金融」と呼ばれるものです。

ヤミ金を利用しないようにするための最良の方法

闇金融ではないかという怪しい条件は数多くあり、疑い始めるとどの業者も「闇金融なのでは…」と考えてしまい、なかなか業者を選ぶことができないと思います。そんな方におすすめしたいのは大手消費者金融を利用することです。

代表的な例で言うと、大手消費者金融とは、テレビで全国区の有名タレントを起用したCMを打っているような消費者金融です。
大手消費者金融は消費者金融業界のイメージを健全なものにするためCMを打ったり、きちんと法律に則った融資を行ったりしているため安全性は非常に高いです。

もしもどこから借りていいのか分からないという場合には、大手消費者金融を真っ先に選ぶことをおすすめします。